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研究内容
微生物薬品製造学教室で行なっている研究内容の紹介です
微生物薬品製造学研究室は歴史ある研究室です。微生物資源より人類にとって有用な新しい抗生物質や生物活性物質を発見し、私たちの発見したこれら化合物の作用機序や責任分子を解明することにより、私たちの研究を社会に役立てていくことを目指して研究を進めてきました。研究テーマは大きく分けて以下の3つに分けることができます。
① 微生物のサンプリングと培養
日本国内のさまざまな環境(土壌、海洋、源泉や昆虫など) から放線菌や真菌を分離しています。これらを pH や塩濃度などを変えた様々な培養条件で培養し独自の微生物培養抽出液ライブラリーを作成し、生物活性物質の探索源として利用しています。
サンプリング
微生物の分離培養
微生物の液体培養
培養抽出液ライブラリー
② 新規生物活性物質のスクリーニング
感染症、生活習慣病およびがんなどの予防や治療に役立つ化合物を、疾患の病態を模倣するように工夫を凝らした特殊な細胞などを利用した評価系を用いて、微生物の培養抽出液を探索源として探索しています。目的の化合物は、各種クロマトグラフィーや HPLC を組み合わせて単離精製し、MS や NMR などの機器分析から構造決定を行います。
結核、MAC症
に対する抗菌物質
脂質代謝制御剤
軟骨分化促進剤
既存抗生物質の活性増強物質
...他にも様々な評価系を用いて、日々、生物活性物質を探索しています。
③ ケミカルバイオロジー研究
細胞や酵素、化合物の標識体(放射活性体、ビオチン体や蛍光標識体)を利用して、様々な解析手法を組み合わせることで、化合物の作用機序の解明を目指します。
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